Dystopia1984’s diary

未来へ ~Daydream~

A.Iと仮想通貨社会になる前に

ビジネス知識と小説の融合である、『マルチナ、永遠のAI。――AIと仮想通貨時代をどう生きるか』 を読んでみました。

 

マルチナ、永遠のAI。――AIと仮想通貨時代をどう生きるか

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仄かな恋愛とサスペンスが入り混じった、2020年の日本を舞台にしたドラマですが、ブロックチェーンやA.Iに興味があるならば、私たちが間も無く目の当たりにするだろうリアルな日常の一端がここに描かれていることに気づかれると思います。

 

ビットコインの仕組みは、100年前のミクロネシアの通貨文化に通じてた事などが書いてありました。信用、トラストレス、公開台帳など、仮想通貨の三大特性を押さえていた事には脅かされます。因みに、このライ・ストーンはヤップ島では採れないんです。遠くパラオから時間と命をかけて運んできたんですね。不動の所有権を記録させる大切な石ですから、そこらで採掘できる石ではダメなのは当たり前です。

 

ビットコインの起源は100年前のミクロネシアにあった!?

ビットコインの起源は100年前のミクロネシアにあった!? | マルチナ、永遠のAI。 | ダイヤモンド・オンライン

 

いずれは誰もがA.Iやロボットとの付き合い方、延いては人の生物としての定義やアイデンティティといった問題に直面せざるを得ない、そんな風に感じました。

 

そして、その潮流を止めることはできませんが、新たな社会を一部だけが推し進めてしまう事に陥らないよう、ネオラッダイト運動ではないですが、全体を建設的な議論に巻き込まなければなりません。さもなければ、今以上の超格差社会へと突き進むことになり、究極的にはビッグブラザーを誕生させてしまうことになるでしょう。

 

ユートピアを夢見るだけの推進派では駄目だし、かといって曖昧な嫌悪感、未知に対する恐れから、私たちの進歩を妨げようとするだけの批判をしても仕方がありません。歴史の流れが止まることなどないからです。

 

いよいよ、生命に対する本質を考えなけばいけないところまで進んでしまいました。未だ曖昧な領域なままテクノロジーだけが進化しているのですが、「人間の定義などは書き換えればよい、または見直せば良い」などと考えている者たちが、例えばコンバージングテクノロジー分野などには存在するのです。真の人間の本質の定義は「ホモ・サピエンス」という種の一つと称することをやめた後にはっきり知るかもしれないのだと。

 

うーん、何か違うような、騙されてるような。利潤目線じゃないのか〜??

 

質問

果たしてそれを人間と呼んでよいのかどうか