Dystopia1984’s diary

未来へ ~Daydream~

史上初!BlockChainへの攻撃

MONAコインのブロックチェーンが大規模な攻撃にあい、大きな価格の下落とLivecoin取引所のコイン消失が起こりました。今回はMt.GoxCoincheckのような取引所におけるセキュリティ問題ではなく、実質的なブロックチェーンへの攻撃となりました。

 

参考 モナコインへの攻撃について

モナコインへの攻撃について(Block withholding attack) | ビットコイン研究所

 

モナコインに対する攻撃|史上最大級のブロックチェーン攻撃事件

http://coinpost.jp/?p=27450

 

ブロックチェーンの正体

https://jp.techcrunch.com/2015/10/19/blockchain/

 

 

 

今回の攻撃における名称。

  • Block Withholding Attack
  • Selfish Mining

 

 

Bitcoinなどで多く採用されているProof of Workですが、通常はマイナーがブロックを生成すれば、すぐさまブロードキャストされるのですが、今回の興味深い特徴は、何者かが敢えてブロードキャストせずに、水面下で膨大なハッシュパワーを利用してブロックをせっせと掘り続けていたという点です。

 

プロトコルでは長いチェーンを正規のチェーンとして採用する方式をとっているため、モナコインを交換して引き出した痕跡を消し去る目的で、タイミングよく隠していたブロックをブロードキャストし、分岐したもう一方のチェーンを消し去ってしまう(ブロックの再編成)という特性を利用した手法。それにより、取引所は受け取ったコインが消滅しました(ダブルスペンド)

 

想定できた手法ですが、(51%攻撃による全てのブロックを改竄したわけではないにせよ)、今までは現実的ではないと考えられていました。ただし、現代は東ローマ時代よりも複雑怪奇なビザンチン帝国であると思わなければなりません。POWをなぜ採用しているのか、今いちど参加者は逆説的に考えるべきです。認知が拡がり、利用者が増すほどに厳格なプルーフが必須なのです。

 

ブロックチェーンといえども完璧なシステムではないのであり、寧ろ抗うことのできない矛盾を内包しています。今後も様々なテクノロジーと脅威が生まれるでしょうが、この世には薬もあれば毒もありますから、まずは油断や怠慢に足元をすくわれない為の意識が、それこそ合意形成が大切なのではないでしょうか?

 

民主的な願いが(そうであって欲しい)、パブリックで非中央集権、またはトラストレスな新たな通貨モデルを創り上げました。ビットコインGenesis Blockが生成された日時は[2009-01-03 18:15:05]ですが、このブロックには作成者の意図が刻まれているのです。

 

なぜイギリスがEUから離脱したのか、なぜトランプが大統領になったのか、なぜポピュリズムが台頭しつつあるのか、ピンと来ていた人達はブロックチェーンと仮想通貨革命が訪れる事は必然だったと気付いていた事でしょう。投機的にしかみてない人は、ただのバブルか恐慌でしかありません。が、本当は、凄まじいパラダイムの転換の中に私たちは居るのです。

 

 

 

The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for banks」

 

 

 

 

f:id:Dystopia1984:20180519020948p:image

 

 

A.Iと仮想通貨社会になる前に

ビジネス知識と小説の融合である、『マルチナ、永遠のAI。――AIと仮想通貨時代をどう生きるか』 を読んでみました。

 

マルチナ、永遠のAI。――AIと仮想通貨時代をどう生きるか

Amazon CAPTCHA

 

仄かな恋愛とサスペンスが入り混じった、2020年の日本を舞台にしたドラマですが、ブロックチェーンやA.Iに興味があるならば、私たちが間も無く目の当たりにするだろうリアルな日常の一端がここに描かれていることに気づかれると思います。

 

ビットコインの仕組みは、100年前のミクロネシアの通貨文化に通じてた事などが書いてありました。信用、トラストレス、公開台帳など、仮想通貨の三大特性を押さえていた事には脅かされます。因みに、このライ・ストーンはヤップ島では採れないんです。遠くパラオから時間と命をかけて運んできたんですね。不動の所有権を記録させる大切な石ですから、そこらで採掘できる石ではダメなのは当たり前です。

 

ビットコインの起源は100年前のミクロネシアにあった!?

ビットコインの起源は100年前のミクロネシアにあった!? | マルチナ、永遠のAI。 | ダイヤモンド・オンライン

 

いずれは誰もがA.Iやロボットとの付き合い方、延いては人の生物としての定義やアイデンティティといった問題に直面せざるを得ない、そんな風に感じました。

 

そして、その潮流を止めることはできませんが、新たな社会を一部だけが推し進めてしまう事に陥らないよう、ネオラッダイト運動ではないですが、全体を建設的な議論に巻き込まなければなりません。さもなければ、今以上の超格差社会へと突き進むことになり、究極的にはビッグブラザーを誕生させてしまうことになるでしょう。

 

ユートピアを夢見るだけの推進派では駄目だし、かといって曖昧な嫌悪感、未知に対する恐れから、私たちの進歩を妨げようとするだけの批判をしても仕方がありません。歴史の流れが止まることなどないからです。

 

いよいよ、生命に対する本質を考えなけばいけないところまで進んでしまいました。未だ曖昧な領域なままテクノロジーだけが進化しているのですが、「人間の定義などは書き換えればよい、または見直せば良い」などと考えている者たちが、例えばコンバージングテクノロジー分野などには存在するのです。真の人間の本質の定義は「ホモ・サピエンス」という種の一つと称することをやめた後にはっきり知るかもしれないのだと。

 

うーん、何か違うような、騙されてるような。利潤目線じゃないのか〜??

 

質問

果たしてそれを人間と呼んでよいのかどうか

 

 

 

 

脱出

本日よりブログを開始します。

 

私たちが持つ自己の世界とは、例えれば万華鏡が織り成すような、様々な世界の模様の、一つ一つの輝きです。勿論、現実世界においては、禍福は糾える縄の如しです。様々な事柄が表裏一体をなして形成されています。

 

このブログの主旨は、現実を忘れ、白日夢に逃避する事への回避にあります。政治や歴史、経済は言うまでもなく、今や医療、食品、性別や遺伝子などの人類学的な領域にまで差し迫った問題ですら一般的には深い議論がなされていません。

 

ブログとアカウント名であるDystopia1984は勿論ジョーオーウェルの反ユートピア小説[1984]からです。

 

まずは無関心へ陥りやすい自分への戒めとしてブログを立ち上げました。情報を得ても、忘れっぽい私としては、備忘録代わりに言葉を綴ってみようと思い立った、というのがきっかけでもあるのですが。

 

我々のような、特に先進国における多くの現代人の精神居住地は主にフィクションの世界であり、つまりは創作、虚構です。私たちは、気づかないフリを装い、進行し続ける数多の困難な現実問題を無意識化してしまう事により、逃避に陥るという責任逃れをしているのかもしれません。しかし、すべき事は沢山の人が意識化し、時には批判し、向き合う事ではないでしょうか。初投稿ですしこれ以上堅苦しく書くのはやめときましょう (笑)

 

インターネットや書籍などで得た情報や私の考えを自分の言葉で発信し、読んでいただく皆様と考察出来る事が理想です。そして、素敵な未来に繋げたい。そんな気持ちです。

 

更新は、仕事や家庭もあり完全に不定期ですが、時々お立ち寄りくださると光栄です。

 

最後ですが、飽きっぽい性格です  (^◇^;)

 

宜しくお願いします

 

 

ブログ主